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日本の優秀企業研究―企業経営の原点 6つの条件 (日経ビジネス人文庫)企業経営だけでなく、人の生き方にも示唆のある素晴らしい書
優れた企業とは、どのような企業なのか。

この本では、我が国に存在する多数の優秀企業に対する丹念な事例調査から、6つの条件を導いている。

見開きには、それらを要約した結論が示されている:「自分たちが分かる事業を、やたら広げずに、愚直に、真面目に自分たちの頭できちんと考え抜き、情熱をもって取り組んでいる企業」



世のため人のために愚直に取り組むことが成功の条件である、という結論は、多くの企業を勇気づけることと思う。ひたすら地道な事例分析とその解釈に基づいており、変にアカデミズムにとらわれていない点が素晴らしい。(冒頭でも、既存の経済学や経営学は、理論的な仮説にとらわれて本質的な議論から乖離することが多いと批判している。といいつつも、各章の補論において理論研究との接点を論じている)



これは経済産業省紙業生活文化用品課長(当時)による著書であり、上述のようにあくまで事例と現場実感に立脚している点が素晴らしいが、一方で分析プロセスが不透明なところもある。

「筆者の結論は」といきなり結論が述べられているところが時折ある。

でも、その主張に説得力があって、多くの示唆があるのだから、それで良いとも思う。



この本は徹底して日本の企業を日本の文脈で分析したものだが、主に米国企業を分析した『ビジョナリー・カンパニー』(日経BP出版)も併せて読むと、とても参考になる。共通点がとても多いことに気づく。




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江頭剛の建物模型工作―Nゲージ建築施工入門 (NEKO MOOK 1364 RM MODELS ARCHIVE)Nゲージ界の建築入門、待望の単行本化!
 RM MODELSに連載されている『江頭剛の建築模型工作 ~Nゲージ建築施工入門~』が単行本化された。今回は、連載開始の2004年1月から2006年11月の第30回まで。現在でも連載中だからそのうち続巻が出るはずだ。



 中央線と大阪環状線なら朱色1号、山手線と片町線は黄緑6号、総武線と福知山線なら黄色5号…とソラで言える鉄道モデラーも、こと建築物の色となるとハテどんな色だっけ…?こんな色塗ったらありえないかな…?と急に悩み始める。そういう悩めるモデラーの救い主となってくれるのが本書。なにしろ掲載されている30回の連載が各回2~6ページすべてフルカラーで(つまり本全部がフルカラー)、使用した塗料の色番号付でのモデルの塗装例、及び実物の参考例の写真がとにかく豊富。色のみならず実物の建築物の構造や名称の解説、実物に即したモデル改造など、確かな知識と技術で読者の期待に応える。



 さて、第1巻となる今回の内容を目次から紹介すると以下のとおり。(長いのは適宜省略)



1.連載開始に当たって  2.T商店???&角店??? 3.T&K詰所

4.G木造校舎&役場    5.T?????&?????   6.K??????住宅

7.T街??第1弾       8.K&Tファミレス    9.G切妻&入母屋の商家

10.漆喰塗の商家&土蔵 11.G看板建築     12.屋根の高さを変える

13.T街??第2弾       14.G火の見やぐら   15.T?????&???????

16.G木造校舎改造(前篇) 17.同(後編)      18.銀行を作...


複雑性のキーワード (インターネット時代の数学シリーズ)複雑系の分かりやすい入門書
この本は、近年注目を浴びている「複雑系」について、その中心となる概念を、分かりやすく説明したものです。近現代科学は、「法則性の追求」に基づいて進歩してきました。特に数学を駆使した自然科学の出来事の記述は、大成功したといえるでしょう。一方、こうした数理物理科学と対極的な立場として、博物学が昔から存在します。博物学は、自然の複雑さをそのままにして、「事実を列挙」することを本質とする、「知識蓄積型」の立場であるとされます。著者は、複雑系の研究は、この「法則性の追求」型の数理物理科学と、「知識蓄積」型の博物学が歩み寄ることで発展してきた、と解説しています。これは数理科学の立場からすると、法則性を明らかにしても、その法則に基づいて起こる事象は自明ではないということから、非線形科学が発達してきたことと関連します。いいかえると、「新しい法則が発見なしに新しい事象の発見がありうる」と
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医療事故―なぜ起こるのか、どうすれば防げるのかミスとその防止策の本質が分かる
「失敗には、エラーとルール違反があり、エラーにはミステイクとスリップがある」。とかく、マスコミ報道では、気の緩みとか、確認怠る-などと抽象的にしか捉えられていない医療事故の原因とその防止策について、素人にも分かりやすく、具体例を示して、平易な言葉で書かれた好著である。題材は信楽鉄道事故や原発事故など、医療以外の分野にも幅広く及び、個人の責任追及ではない組織運営上の防止策や提言が示されている。受験生、中間管理職などにも教訓として生かせる「ミスの本質論」ともいうべき内容が珠玉である。




女性が変える日本経済女性経済学(ウィミノミクス)から見る日本
女性の台頭・進出と言うと、とかく社会現象の一風景という角度から取り上げられるが、本書はしっかりとしたデータと考察に基づき、日本経済における女性の経済力・金融力を本格的に分析した本邦初の書。と言っても難解な専門書ではなく、内容?文章とも平易で読みやすい。特に第5章は秀逸。ネットアンケートやパネルデータを基に、夫婦の“金融力学”や女性の辿るライフコースと金融行動の特徴を分析している。「私のものは私のもの、夫のものは二人のもの」「(妻は)カネを出すなら口も出す」「玉の輿は今や死語」など絶妙のフレーズには、妙な納得感を覚える。





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